カメラと寄り道

カメラと寄り道

行きたいときに、行きたいところへ

千葉で今がシーズンの‟ヒメボタル”の写真を撮ってきた

f:id:ogatsu_photo:20190622181351j:plain

 
ヒメボタルというホタルを知っていますか?
一般的によく知られるゲンジボタルヘイケボタルとは発光のパターンが異なり、「チカチカ」と黄色い光を点滅させます。初めてヒメボタルを見てからというもの、その幻想的な光景の虜になってしまいました。

埼玉のヒメボタルが落ち着いてきた頃、新規開拓を狙って初めて千葉のヒメボタルを撮影に行ってきました!

 

 

ヒメボタルとは

水辺に生息するゲンジやヘイケボタルと異なり、陸地に生息するホタルです。幼虫はカタツムリ等の陸生貝を食べています。メスは後翅が退化していて飛べないため、飛翔しながら発光しているヒメボタルはオスです。

f:id:ogatsu_photo:20190622165717j:plain

↑は埼玉の生息地でヒメボタルを撮った写真ですが光が丸い点になっています。

ゲンジやヘイケはスーっと発光してスーっと光が消えるのでカメラで撮影すると光跡が線形になりますが、ヒメボタルは点滅発光するので光跡が丸い点になります。また、明るいレンズを使うことで光跡の点がより大きく写ります。

 

千葉をめざして

川崎から木更津へはアクアラインでわずか15分で行くことができます。
しかも料金は片道800円
距離がある割にはアクアラインのおかげで千葉県が近く感じます。

しかし!

これはあくまでETC車割引料金のおかげ

ETC非搭載車は片道なんと3090円もします😭

www.driveplaza.com

この時代にETC非搭載車に乗る僕としては、この3,090円という金額はあまりにでかい...

そのため、東京湾をぐるっと回って千葉へ向かいます。

f:id:ogatsu_photo:20190622180100j:plain


それでも国道357号 東京港トンネル東行きが開通したことで、今までレインボーブリッジ方面から台場にアクセスしていたのが、だいぶ時間の短縮にはなっています。

生息地探しへ

道中、何頭ものキョンに遭遇しながら、ヒメボタルがいると思われる地域へ。

事前の情報だと、いると思われる地域は分かったのですが、それがどこかは分かりませんでした。そのため狭い道を行っては引き返してを繰り返し、最後になんとかいそうな所へ辿り着きました。

夜間通行止めになっている道の手前の駐車場に車を停めて、通行止めの道を歩いていきます。

f:id:ogatsu_photo:20190622181843j:plain



この日は月が出ていたので目が慣れてくると多少先が見えたのですが、それでも木に囲まれた場所は真っ暗でした。

埼玉の生息地では、ある程度棲息していそうな場所をGoogleマップなりで調べたり色々情報収集したりして、ここはいるだろうという所を探すのですが、如何せん千葉の情報は何もありません。

ホタルがいるかも分からない真っ暗な道をひたすら突き進みます。

ヒメボタル、飛翔

暗闇を進み続けていると、先に撮影されてる方がお一人いました。さらに進んでみたもののホタルの気配がなかったので、戻ってその方とご一緒に撮影させていただきました。

 

f:id:ogatsu_photo:20190622165142j:plain



深夜1時をまわり、月が山に隠れて辺りがいっそう暗くなった頃、待望のホタルが飛び始めました。3~4匹が山の斜面を舞い始めます。

 

f:id:ogatsu_photo:20190622163023j:plain

 

カメラ:Nikon D750
レンズ:AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
焦点距離:50mm
F値:1.8
SS:15秒 (比較明合成により複数枚重ねてます)
ISO感度:2500

 


埼玉より数は少なかったですが、ネットの情報だと出現はこれからだとか。
人も少ないし、もしや穴場なのかも?!
静岡のヒメボタルまで何回か通いたいなぁと思っています!

 

帰りも同じルートで帰ろうとしたのですが、早朝の渋滞に巻き込まれて帰りが遅くなりそうだったので泣く泣く高速に乗って帰りました😢

にしてもホタル撮影は深夜のある程度決まった時間なので、夜ゆっくり出発して、撮影を終えて帰っても朝まで寝る時間があるのが嬉しいです笑


最後にご一緒した方と連絡先を交換して、ホタル撮影をあとにしました。


この後さらにハシゴして撮影しましたw
その事は、また次の記事で!